2017年12月11日
ドローンを利用した医療過疎地域における緊急血液検体搬送の研究開発に係る実証実験の実施
広島大学医学部(救急集中治療医学)の貞森拓磨客員准教授と株式会社NTTドコモ、インフォコム株式会社、モバイルクリエイト株式会社、ciDrone株式会社、富士通エフ・アイ・ピー株式会社、Tメディカルパッケージ株式会社は、平成29年度の戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の地域ICT振興型研究開発枠として採択された「無人航空機を利用した医療過疎地域における緊急血液検体の研究開発」に係る実証実験を下記のとおり実施しますのでお知らせします。
当該実証実験は、総務大臣から実用化試験局の免許を受けた無線機を搭載したドローンを使用して実施します。
記
1.実施日 平成29年12月15日(金)13時から1時間程度
*雨天、強風などで実施できない場合は、16日(土)13時から1時間程度
2.実施場所 広島県豊田郡大崎上島町沖浦2700及びその周辺から同町明石91及びその周辺
3.実証実験の概要
①無人航空機の自動飛行に関する課題抽出
②無人航空機飛行時における携帯電話利用の課題抽出
イ、地上携帯電話ネットワークへの影響検証
ロ、映像伝送の技術課題
③検体搬送に関する課題抽出
4.実施主体
国立大学法人広島大学、株式会社NTTドコモ、インフォコム株式会社
モバイルクリエイト株式会社、ciDrone株式会社
富士通エフ・アイ・ピー株式会社、Tメディカルパッケージ株式会社
以上
「無人航空機を利用した医療過疎地域における緊急血液検体搬送の研究開発」の概要
研究代表者 :貞森拓磨(広島大学)
参画研究機関名 :広島大学、NTTドコモ、ciDrone株式会社、インフォコム株式会社
モバイルクリエイト株式会社、大崎上島町(連携)
研究開発期間 :平成29年度~平成31年度
現状の課題の解決と求められる機能の実証検証
平成29年 | ①医療過疎化地域の情報収集・アンケート実施 ②無人航空機スマートフォンを搭載・飛行させることによる既存基地局への 障害発生の有無の確認 ③携帯電話回線を使用した映像伝送、機体動態管理 ④近距離での検体搬送実証検証 ⑤目視外飛行経路の策定 |
平成30年 | ①無人航空機の目視外飛行の航路設定 ②航続距離延長、積載量増加に関する課題の抽出 ③モニター用のインターフェイス開発 |
平成31年 | ①施設間での緊急検体搬送 ②機体の改良(航続距離の延長・最大積載量の増加) ③携帯電話回線を用いた自立飛行 |
フォーメーション
広島大学(代表) | 研究の統括・実施 |
大崎上島町(連携) | 実証フィールドの提供 |
ciDrone | 無人航空機の整備・改良 |
NTTドコモ | 実験基地局申請・電波干渉試験実施 |
モバイルクリエイト | 機体の動態管理 |
インフォコム | 高圧縮映像伝送・ユーザーインターフェイス |
■参考資料
広島大学リリース文
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